MENU
Google

【体験談】うつ病の症状と休職中の過ごし方(中期)|公務員のうつ病

当ページのリンクには広告が含まれています。

※本ページにはPR・広告が含まれています。
 このサイトを経由して物販の購入やサービスの申し込みが行われた場合、アフィリエイト提携企業から対価を受け取ることがあります。ただし、ランキング、商品やサービスの評価に関して影響を及ぼすものではありません。

こんにちは、元公務員のharukaです。私はうつ病を発症し長期休職後に復職し、再発によって休職し、結局退職しました。(退職後も通院しています)そんな私の経験を基に、あなたに寄り添った記事が書けるよう心がけています。

うつ病で休職中の公務員の方で「初期に比べるとうつ病の症状は和らいできたけど、今の時期どう過ごせばいいんだろう」とお悩みではありませんか?

このシリーズでは、そんな不安や悩みを抱えている方に向けて、私の経験を踏まえて、うつ病の症状の進行とおすすめの過ごし方について、「初期」、「中期」、「後期」に分けてご紹介します。

この記事では、症状が落ち着いてきた「中期段階」における「うつ病の症状」と「休職中の過ごし方」をご説明します。

私の休職中の過ごし方とうつ症状の変遷は次のとおりです。症状や回復のスピードは人それぞれでしょうが、「この先どんなことがあるんだろう」や「本当に治るのかな」という不安を拭うため、参考までにご紹介します。

大丈夫!絶対に治りますから安心してください!

スクロールできます
時期行動・出来事症状
初期家事を一生懸命やった夕方になるとグッタリ、何をしても楽しくない、集中できない
半年後カウンセリング開始
プログラミングの勉強を始めた
心理学の勉強を始めた
憂鬱な気分が抜けない
毎日イライラ、落ち込むと体が動かせない
(自分の状態を知りたかった)
1年後マインドフルネスを始めた段々とイライラが治ってきた
1年半後LINEスタンプを作った(何か手に職をつけたいという思い)
2年後AmazonPrimeで映画を見始めた
認知行動療法を始めた

(自分の思考や行動について観察するようになった)
2年半後AmazonPrimeでアニメを見始めた
復職を考え始めた
(自分の気分を優先することができるようになった)
(それまでは「辞めるしかない」という思っていた)
2年8ヶ月後人事担当課長・産業医面談
2年9ヶ月後ブログを書き始めた
自作の復職プログラムを実践した
2年10ヶ月後試し出勤を始めた
2年11ヶ月後復職人事預かり1カ月後異動
目次

うつ病中期の症状

私の場合、どんよりした気分と無気力、イライラの症状は、休職後半年から1年で改善されました。この段階になると少しずつ身体が動くようになり気分も安定してきます。ただし「安定」とは言っても、気分の良い状態が続くというわけではありません。「本調子ではないけど、そこまで悪くもない」、「どん底は抜けたかも」というレベルで落ち着いているといったイメージです。

人の目が気になる

うつ初期ほどではありませんが、やはり人の目が気になります。外出するにはメガネとマスクにキャップで変装しなければ、怖くてたまりませんでした。外出したとしても「知り合いに会うんじゃないか」、「みんな自分が休職していることを知っているんじゃないか」と周囲を観察しているので気疲れしてしまいます。

外出する必要がなければ家で過ごしても構いませんよ。「無理」に何かをすることは控えましょう。

将来の不安が大きくなる

休み始めて1年で所属する自治体からの給料が支払われなくなり、地方公務員共済組合から「傷病手当」が支給されるようになりますが、支給のタイミングが1月遅れになるので、経済的な不安を感じるようになります。

それに加えて、この時点では「仕事を辞める」という選択肢しか思い浮かばないので、「いつまで手当が支給されるのか」、「仕事を辞めた後どのように生計を立てればいいのか」と、将来に対する不安が大きくなります。

心配しなくても大丈夫です。最長2年半は収入があります。

\ 毎月先着1,000名様 /

ネガティブな感情

何をしていても楽しいと感じることができませんでした。ひどい気分の落ち込みはありませんでしたが、ネガティブな感情・思考は無くなりません。この時期、家族との会話にも注意しましょう。

「マインドフルネス」を試してみませんか?

「マインドフルネス」には、ストレスを和らげる効果があります。静かな場所で自分の呼吸に集中することで、雑多な日常を離れて「自分が存在していること」、「心の動き」、「身体の状態」などをセルフモニタリングできます。寝転んだ状態でもできるのでおすすめです。マインドフルネスをしていると、そのまま眠ってしまうほどです。考案者のJ.カバットジンの著書は、とても分かりやすく丁寧に書かれているのでおすすめです。

何をするにも億劫

私は会話が苦痛でした。「どんな気分?」、「今日はどんなことをして過ごしたの?」と家族に言われるたびに、「質問について考えるのも面倒」、「答えるのも面倒」、「質問しないで」と思っていました。私が何も答えないでいると質問がさらに繰り返されるので、「面倒臭い」、「うるさい」という考えもグルグル回ります。2週間に1回カウンセラーを受診していましたが、カウンセラーの面談が終わるとグッタリしてしまいました。会話って相手の言葉を聞かなくちゃいけないし、それに対する答えを考えなくちゃいけないので、とても疲れるんですよね。

まだ十分にエネルギーが貯まっていなければ、無理はしないようにしましょう。「自分の気分」を最優先してください。

おすすめの本

「絶望名言」とは日本語として矛盾しているような不思議なタイトルですが、偉人たちが残した絶望に満ち溢れた名言をまとめた本です。絶望を体験したからこそ「あぁ、この気持ち分かる」とじんわり心に響いてきます。
著者は20歳の時に難病を患い13年間の闘病生活を経た経験から「どん底にあるときこそ絶望名言で救われる」とおっしゃっていますが、私はどん底を抜けた時のほうが心に沁みると感じてます。

うつ病中期の過ごし方

休みはじめ初期に比べると「少しは良くなったかな」と思える程度には症状が改善されますが、まだ無理はできませんので、焦って行動しないようにしましょう。自分がダラダラ過ごすことがまだ許せない方は、マインドフルネスや認知行動療法を取り入れて、自分に適したリラックス方法を見つけてみましょう。

散歩

人の目が気になりますから家にこもりがちではないでしょうか?私もそうだったのでお気持ちはよく分かります。ですが、家の中にずっと居ると気分転換が難しくなります。ただでさえネガティブになりがちですので、気分転換のために散歩をおすすめします。

早朝や深夜など人が少ない時間帯に短時間でも構いません。私は散歩中に川の流れる音を聞きながら、立ったままマインドフルネスをすると落ち着くことができました。

テレビやマンガ、アニメを見る・ゲームをする

初期に比べると、いくらか気分が底上げされてくるので、寝転んだままテレビを見たりして過ごすのもおすすめです。

認知行動療法

「認知行動療法」とは、思考のクセを修正することで視野(考え方の幅)を広げ、ストレスを緩和する手法です。「○○すべき」という考え方で苦しんでいる方や「自分なんて…」と自己肯定感が低い方などにおすすめです。自分を客観視できるようになります。

カウンセリングでも取り入れられるので、カウンセラーに訊ねてみるのもいいでしょう。私の場合、「やるからには、まずは自分で理解した上でやりたい」という性格なので、カウンセリングと並行して、独学もしていました。初心者にもおすすめの分かりやすい本をご紹介しておきます。

マインドフルネス
認知行動療法
初心者向け心理学の本

日本におけるユング心理学の第一人者である河合隼雄氏によるユング心理学の入門書です。「コンプレックス」、「元型」、「深層心理」や「ペルソナ」、「シャドー」などユング心理学のエッセンスについて初心者にも分かりやすく説明してあります。

詐欺事件のニュースを見るたびに「なんでこんな手口に引っ掛かるんだろう?」と不思議に思いませんか?それは物事を客観的に見れているから分かるのであって、いざ当事者になってみると客観的に見るのが難しいことが分かるでしょう。マインドフルネスや認知行動療法の手法を使えば、自分自身について客観的に捉えることができるようになります。

退職を考えている方へ

「回復してきたけど、復職はしたくない」、「まだ若いし別の道へ進みたい」と退職について考える方もいらっしゃることでしょう。
しかし、いざ辞めるとなったら、後ろめたい気持ちもあるので、なかなか自分で言えませんよね?職場の人と顔を合わせるのもイヤですからね。そんな時には退職代行サービスというものがありますので、ご検討されてみてはいかがでしょうか?「辞めたいけど言えない」というストレスに晒され続けるよりは、自分にできないことはお任せして、ネガティブ思考を切り離した方がスッキリしますよ。

退職代行サービス

会社や上司に連絡する必要はありません。定額29,800円のほか費用は一切かかりません。

\ キャンペーン実施中♪詳細をご覧ください /

まとめ

うつ症状の中期段階は、初期段階よりも気分の落ち込みが改善されてきますが、同時に頭の回転も良くなるので「一体いつまで続くんだろう」と思い悩んだり、将来への不安が大きくなる時期でもあります。将来への漠然とした不安から、「あれもこれも」と色々なことを始めることもあります。しかし、気持ちが焦っていますが、思うようにいかなかったり、「もう少し早く始めていれば」と後悔したり、客観的に見ると「チグハグな」行動も目立ちます。

初期段階の記事にも書きましたが、「ダラダラ過ごす自分を許せる」ようになると、回復に向かいます。「急がば回れ」という諺がありますが、うつ病でも慌てずにジッと待つのが回復への近道なのです。

あなたの一日も早い回復を心よりお祈りしています。くれぐれも無理はなさらないようにお願いします。

辛い時にもかかわらず、最後まで読んでいただきましてありがとうございました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

公務員を辞めてブログ執筆を中心に活動中。
好きなことは読書、コーヒー、家電、美容などです。自分が疑問に感じたことや自分で実際使ってみてオススメしたいものなどについて、初心者の方でも分かりやすいように説明することを心がけています。よろしくお願いします。

目次