こんにちは、harukaです。
2023年6月現在、コロナ禍においては避難所に行かない「分散避難」が自治体から継続して推奨されています。
つまり「自分の身は自分で守る」必要があります。そのためにも、最低限の防災グッズは備蓄しておかなければなりません。中でも食事は毎日欠かすことができない大切なものです。「食べられれば何でもいい」のではなく、「被災して衰弱した時こそ美味しいものを食べたい」と思うのではないでしょうか。
ですが、「おすすめの非常食を調べてみると色々あって、結局どれを選べばいいのか迷ってしまう」とお悩みではないでしょうか?
でも安心してください!この記事では、防災士である私が実際に食べてみたものの中から、「美味しい非常食」をご紹介します。こちらで紹介したものを選んでおけば間違いありません!
災害が起こりやすい梅雨に入る前に、ぜひ防災対策をしておきましょう。
できれば美味しい非常食がいい
「これだけは必ず準備しておきたい災害グッズ」については、こちらの記事をご覧ください。
ご飯
日本人としては、主食のご飯はマストアイテムですよね。
尾西食品アルファ米
お湯で15分、水で60分で食べられるようになります。昭和19年から非常食の開発に成功した老舗メーカーです。
2005年から宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙日本食プロジェクトに参画しており、2007年6月にはアルファ米『白飯』『赤飯』『山菜おこわ』『おにぎり鮭』の4種類が、日本国内では初の宇宙食として認証されました。
賞味期限は5年と長い上にアレルギーフリー対応なので、各自治体が備蓄している非常食には、必ず尾西食品のアルファ米があります。
アルファ米人気ベスト5【5年長期保存】25袋セット(わかめごはん・えびピラフ・五目ごはん・白飯・ドライカレー各5袋)
尾西食品 長期保存対応 携帯おにぎり 鮭・五目おこわ・わかめ 3個×3種アソート
永谷園
お茶漬けで有名な永谷園からもフリーズドライタイプのご飯が販売されています。
お湯で3分、水で5分と時短に成功!「そのままでも食べられる」のも売りです。ちなみに、そのまま食べたら「ポリポリ」とスナック菓子を食べているみたいです。
サタケ
お湯で15分、水で60分で食べられます。ボリュームがかなりあるので、女性には多いかもしれません。
「濃いめ」の味付けがお好みの方にはおすすめです。
チャーハンは特に気に入っていて、キャンプにも持って行っています。
パン
ご飯の代わりに、朝食はパンもおすすめです。パンに野菜が摂れるスープかジュースを合わせたいですね。
パン・アキモト
那須高原にあるパン屋さん「パン・アキモト」が阪神大震災をきっかけに開発した缶詰パンで、NASAの基準もクリアしており「スペースシャトル」にも積載実績がある商品です。賞味期限は5年です。
缶詰を開けると、まるで焼きたてのようなフワッフワの柔らかいパンが入っていて、とても美味しいです。
缶deボローニャ
京都・祇園にある大人気の屋台パン屋さんです。「舞妓さんも並んで買うほど美味しい」とブームになったこともあるほどです。1つの缶の中に2つのパンが入っています。食感は「しっとり」していて、味はシンプルで美味しいです。
3年保存から5年保存に改良されて再発売されたものです。
新食缶ベーカリー
あまり有名なメーカーではありませんが、味とボリュームにも優れていて、クチコミでの評判でも高い評価を得ています。缶詰パンで最初に5年保存に成功したメーカーです。
おかず
次は主食と合わせて食べたい「おかず」を紹介します。カレーや丼物も含めていますので、ご了承ください。
LLF食品
常温保存で賞味期限が6年です。
「ハンバーグ」や「鯖の味噌煮」などの主菜の他に、「きんぴらごぼう」や「筑前煮」などの副菜も揃っていて、偏りがちな栄養バランスを整えることができます。温めずにそのまま食べられるのも◎です。
イザメシ
「ハンバーグ」、「ぶり大根」、「肉じゃが」、「豚汁」、「おでん」、「ビーフシチュー」、「カレー」などメニューが豊富で、次々と新メニューが開発されています。温めなくても美味しく食べられます。
吉野家
おなじみの牛丼チェーン店「吉野家」が発明した「丼の缶詰」、その名も「缶飯」!ご飯と具材が入っているので、これ一つで十分満足できます。「牛丼」、「豚丼」、「牛焼肉丼」、「豚しょうが焼き」、「焼鳥」、「焼き塩さば」の6種類あります。お好きなものだけ6缶セットもありますので、おすすめです。
永谷園|あたためなくてもおいしいカレー
アレルギー(卵、小麦、そば、落花生、乳、大豆)対応なので、食品アレルギーのある方にもおすすめのカレーです。
賞味期間は5年で、名前のとおり「あたためなくてもおいしい」ので、非常食ではなく常備食としても十分に活躍できます。「甘口」と「中辛」の2種類あります。
野菜
非常食は、ご飯やパン、おかずは豊富にあるので困りませんが、避難生活では新鮮な野菜が入手できないので、野菜不足が深刻な問題になります。主食同様に野菜も備蓄しておきましょう。
カゴメ|野菜たっぷりスープ/野菜一日これ一本
災害時には「野菜」がとても貴重です。カゴメのスープとジュースで不足しがちな野菜を摂取できるので、便秘解消にも役立ちます。5年6カ月の長期保存がきくのもオススメ理由です。
おやつ・補助食品
不思議なことに、普段甘いものを食べない方でも災害時には甘いものを食べたくなります。心身ともに疲れ切っているので身体がブドウ糖を欲しがっているのでしょうね。また、お子様におやつは不可欠ですよね。
ビスコ
もはや説明は不要のド定番ですが5年保存できます。1つの缶に「5枚入」のパックが6個入っており、一度に食べ切れる量が小分けになっているので助かります。また、ビスコには乳酸菌が含まれているので便秘対策としても活躍します。
井村屋|えいようかん
甘くてとても柔らかいので、お子様や高齢者まで安全・安心に食べられます。1本が「8cm × 3cm」とコンパクトで、1箱に5本入っている状態で手のひらサイズなので、保管場所にも困りません。
チョコ味が新発売されましたが、チョコとようかんを混ぜたような不思議な味です。チョコが苦手な方はノーマルをおすすめします。
カロリーメイト
「食欲がない」という時でも、何か口にしないと身体が保ちません。そんな時に手軽に食べられるカロリーメイトはおすすめです。従来は1年しか保存できませんでしたが、3年保存できるように改良されました。
イザメシ|あんこ餅
普通におやつとして食べれます。黒蜜きなこ味もありますよ。
水
最悪の場合、1週間ご飯を食べなくても死にませんが、水を補給しなければ3日と保ちません。重たい物なので定期的に買い溜めておきましょう。
1人が1日に使用する水は約3ℓです。水を備蓄する際は、最低でも3日分×家族の人数分の量を確保しておきましょう。水は意外と重たくてかさばるので、被災時でも使えるウォーターサーバーを災害対策としておすすめします。(南海トラフ巨大地震を想定した場合、最低7日分必要だという意見も最近多くなってきました)
まとめ
災害は毎年必ず発生しています。コロナ禍を経験した現在においては、公設避難所での感染リスクの問題があるため、自治体は分散避難(自宅避難・車内泊)を推奨しています。
自宅避難のためには、最低3日分の水や食料を備蓄しておく必要がありますが、心身ともに疲れ切った被災時には美味しい非常食の存在が救いになります。無事な今だからこそ災害に備えて自分や大切な人の命を守る行動を起こしましょう。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。